今月の主題 腹部エコーToday
症状に応じた腹部エコーの活用法
スクリーニング
小野寺 博義
1
,
鵜飼 克明
1
,
鈴木 雅貴
1
1宮城県立がんセンター内科
pp.1589-1591
発行日 1998年9月10日
Published Date 1998/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909401
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ポイント
●スクリーニングを受ける人は被検者であって患者ではない.
●超音波診断装置は画質のよい上位機種を選択のこと.画像は時間をかけて調節する.
●探触子は曲率半径40〜50 mm程度の,周波数3.5〜5.0MHzのコンベックス型を常用とする.
●臓器は最低二方向からスキャンして隅から隅まで観察する.フォーカス,ゲイン,STCはこまめに調節しながら検査をする.
●自分がその写真で何をいいたいのかが他人に伝わるような写真をとる.
●健診では超音波検査を導入することにより,指導や治療の対象となる疾患が発見されることから,超音波スクリーニングは意義があるといえる.
●追跡調査を実施して反省の材料とすること.
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