シンポジウム 第17期日本学術会議環境保健学研連主催公開シンポジウム
「内分泌攪乱化学物質(環境ホルモン)の影響はどこまでわかっているか」
スクリーニング試験
西原 力
1
1大阪大学大学院薬学研究科
pp.681-686
発行日 1999年9月15日
Published Date 1999/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902156
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本シンポジウム「内分泌攪乱化学物質(endocrine disruptor:ED),いわゆる環境ホルモンの影響はどこまでわかっているのか」において,私に与えられたテーマはその影響と化学物質の因果関係を調べる方法,すなわち,ED作用検出のための試験についてである.ED問題では,ヒトの健康や野性生物への影響とともに,どのような物質がED作用をもっているのかを明らかにすることが緊急の課題である.そのために多数の物質を短時間に試験するスクリーニング試験が重要である.ここでは特にインビトロ(試験管内)試験を中心に述べる.
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