CHEC-TIE—よい医師—患者関係づくりのために・14
患者が鍼灸治療について相談してきたとき
箕輪 良行
1
,
柏井 昭良
2
1自治医科大学大宮医療センター総合医学第2
2自治医科大学看護短期大学
pp.402-403
発行日 1998年2月10日
Published Date 1998/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909250
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症例 変形性膝関節症で苦しむ人の民間療法
75歳のシバタさんは,6年前から両側の変形性膝関節症と腰椎の背椎管狭窄症で受診している.途中約1年半,私の都合で中断しほかの先生にかかっていたが,再び戻って来られた.
子どものない娘夫婦と3人で暮らしており,家事や買物を分担している.就寝中の早朝,寝返りとともにこむら返りで下肢がつることがあり,入浴時によくマッサージしてから休むようにしている.左膝の疼痛,運動制限がひどく,アルツ®の注入を隔週で行い,杖歩行している.手術の適応もあり説明を受けたが,本人は拒否している.
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