今月の主題 内科臨床における“こころ”と“からだ”
特定の客観的所見をもたない疾患群
疼痛性障害
中野 弘一
1
1東邦大学医学部卒後臨床研修/生涯教育センター
pp.2121-2123
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909197
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ポイント
心理的要因と身体的要因の両方が関連したものが大部分である.
疼痛行動に対する対処は,中立的な反応が望ましい.
治療目標は,痛みの減少ではなく共存である.
薬物は,用いるとすればSSRIなど抗うつ薬が望ましい.
鎮痛薬やベンゾジアゼピン系抗不安薬の連用は,依存や中毒をつくりやすい.
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