今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎
一般医も知っておくべき治療の進歩
ラミブジンはどのような人に始め,どのようにやめるか
大石 和佳
1
,
茶山 一彰
1
1広島大学大学院医歯薬学総合研究科分子病態制御内科学
pp.1725-1727
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908907
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ポイント
ラミブジンの飲み忘れ,自己判断による中止は急性増悪や劇症化の危険性があることを,投与前に患者に十分説明する必要がある.
ラミブジン投与開始後6ヵ月以降に変異株が出現する可能性があるが,変異株が出現しても投与を中止せず継続すべきある.
成人発症の重症急性肝炎・劇症肝炎に対するラミブジン投与は,有効な治療法である.
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