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連載 プライマリ・ケアのための呼吸・循環器診療⑧
身体所見のポイント―循環器科から
Diagnostic Approach for Cardiovascular and Respiratory Diseases in Primary Care(8)-Physical Diagnosis of Cardiovascular Disease
島田 恵
1
Megumi Shimada
1
1北里研究所病院循環器科
1Department of Cardiology Kitasato Institute Hospital
pp.1235-1237
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404100491
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1 はじめに
循環器系疾患の場合,ほとんどが緊急の場面で対応を余儀なくされることが多く,診断に行き着くのに無駄な時間を費やしてはいけない.5分以内にとりあえずの患者の全身状態をチェックし,次の検査につなげる必要がある.そのため,患者の問診を聞きながら,それに即した身体所見のチェックが大事である.視診,触診,聴診を駆使して限られた時間のなかで診断を行い,治療に結びつくようにする(表1).
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