今月の主題 わかりやすい不整脈診療
薬物治療
肝機能障害・腎機能障害の合併例における使い方と注意点
小田倉 弘典
1
1仙台市立病院循環器科
pp.1146-1148
発行日 2002年7月10日
Published Date 2002/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908775
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ポイント
抗不整脈薬は安全域が小さく,有効血中濃度の幅が狭いため,肝・腎障害時には特に副作用が発現しやすい.
肝障害時は血清アルブミン値,血清ビリルビン値,プロトロンビン時間などが,腎機能障害時はクレアチニンクリアランスまたは血清クレアチニン値が投与の指標となる.
初回投与例や高齢者では,肝・腎機能は必ずチェックすべきである.
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