今月の主題 呼吸器薬の使い方 2002
肺癌
非小細胞肺癌の化学療法
河原 正明
1
1国立療養所近畿中央病院内科
pp.117-119
発行日 2002年1月10日
Published Date 2002/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908538
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ポイント
有効な新規抗癌剤にはパクリタキセル,ドセタキセル,ビノレルビン,ゲムシタビン,イリノテカンがある.切除不能III期には化学療法+放射線治療が標準である.IV期ではプラチナベースの化学療法によって,best supportive careに比べ,死亡のリスクは27%減少し,1年生存率は10%増加する.新規抗癌剤+プラチナ製剤の2剤が標準である.セカンドラインにはドセタキセルが有効である.
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