今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
周産期のレディース・クリニック
妊娠と薬剤の使用(授乳期を含む)
井上 裕美
1
1湘南鎌倉総合病院産婦人科
pp.2089-2091
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908495
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ポイント
受精から着床までの期間(preimplantation period)は薬の影響で流産する可能性がある“all or none”periodといわれる.
妊娠3〜8週までは器官形成期(embryonic period)で催奇形性を注意しなくてはならない.
妊娠9週からの胎児発育期(fetal period)は性器の分化および口蓋の閉鎖,そして中枢神経は妊娠全期間を通して発育する.
妊娠34週以降は胎児の動脈管閉鎖する薬剤に注意する.
授乳中も乳汁移行に注意する.
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