今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
成熟期・熟年期のレディース・クリニック
特発性血小板減少性紫斑病
川合 陽子
1
1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部
pp.2034-2036
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908479
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ポイント
特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura:ITP)は,若い女性に頻度の高い疾患である.予後は比較的良好で治療を必要としない軽症のITPも多いが,妊娠・出産を控えた若い女性の治療が問題となる.また,致死的な出血は稀だが,標準的な治療に反応しない慢性の難治例は予後が悪い.
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