今月の主題 内科医のためのレディース・クリニックII
思春期のレディース・クリニック
にきび
宮地 良樹
1
1京都大学医学部皮膚科
pp.2000-2002
発行日 2001年12月10日
Published Date 2001/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908471
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ポイント
にきびは病態的にも治療面でも,面皰のみの非炎症性にきびと赤色丘疹を伴う炎症性にきびに分けて考える.
非炎症性にきびは皮脂分泌亢進,毛孔閉塞が原因なので,洗顔などのスキンケアが重要である.
炎症性にきびは単なる毛包の細菌感染ではなく,好中球による毛包破壊性炎症なので,好中球機能抑制作用を有するテトラサイクリン,マクロライドが第一選択である.
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