オール沖縄!カンファレンス・3
高齢者の初発心不全を追え!
木下 聡
1
,
島袋 祐士
1
,
平辻 知也
1
,
徳田 安春
2
1沖縄県立北部病院循環器内科
2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄
pp.384-389
発行日 2017年3月15日
Published Date 2017/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200848
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CASE
患者:79歳、男性。
主訴:呼吸困難。
既往歴:右手根管症候群術後(約5年前)、高血圧(50歳から)、慢性腎臓病、前立腺癌(約1年前〜ホルモン療法)、右膝偽痛風、虫垂炎術後(約40年前)。アレルギー歴なし。
家族歴:父;慢性白血病。
生活歴:職業;元潜水士(5年前まで)。最近まで漁業の手伝いをしていた。喫煙;1箱/日×60年、飲酒;なし。
内服薬:ニフェジピン40mg 1錠/分1、アムロジピンベシル酸塩5mg 1錠/分1、オルメサルタン10mg 1錠/分1、ビカルタミド80mg 1錠/分1。
現病歴:2週間前からの就寝時の呼吸困難を主訴に近医受診。胸部単純X線写真で両側胸水を認め、心胸郭比は60%と心拡大があり、心不全が疑われ、当院紹介受診した。
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