今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
診断—検査の使い分けと評価
心不全と鑑別すべき病態
平山 篤志
1
,
児玉 和久
2
1大阪警察病院循環器科
2大阪警察病院
pp.1636-1638
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908317
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ポイント
▶心不全は,非特異的な症状と特異性の少ない理学的所見を呈する臨床兆候であることから,原因としての心疾患の有無を正確に把握すること,さらには病態を明らかにすることが重要である.急性心不全と類似した臨床像を呈する疾患である,急性心原性肺水腫と急性呼吸促迫性症候群,あるいは心拍出量減少性ショックと全末梢血管抵抗低下性ショックを鑑別することが重要である.
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