今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
慢性心不全診療のnew paradigm
心不全診療のガイドライン
矢野 雅文
1
,
松崎 益徳
1
1山口大学医学部器官制御医科学講座循環病態内科学
pp.1624-1626
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908313
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ポイント
わが国では,欧米と異なり心不全患者の死亡率が比較的低く,原因疾患としては80%以上が非虚血性の心筋症である.
機能不全の主体が収縮機能不全か拡張機能不全かによって治療戦略が大きく異なる.
ACE阻害薬は,無症候性の患者も含め左室収縮機能不全を有するすべての患者に有効と考えられ,左室収縮機能不全に対する第一選択薬である.
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