Medicina(Tokyo) Volume 38, Issue 9 （September 2001）

medicina 38巻9号（2001年9月発行）

今月の主題内科医ができる癌患者への対応

神経系統への対応

脊髄圧迫症候群の早期発見と治療星野晴彦 ¹ ¹東京都済生会中央病院神経内科 pp.1456-1458

発行日 2001年9月10日 Published Date 2001/9/10

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908277

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ポイント

　脊髄圧迫は癌患者の約5％に認められ，緊急性を要する疾患である．

　原発巣としては，乳腺，肺，前立腺が多い．

　臨床症状は，疼痛，運動麻痺，感覚障害，自律神経障害である．

　診断にはMRが最も有用である．

　ステロイドの早急な投与と放射線治療が必要であり，手術適応についても考慮する．

　歩行可能なうちに治療を開始することが重要である．

基本情報

電子版ISSN 1882-1189 印刷版ISSN 0025-7699 医学書院

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