今月の主題 臨床に活かす免疫学
アレルギー性疾患
気管支喘息の診断と治療
岩本 逸夫
1
1千葉大学医学部第2内科
pp.1017-1019
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908179
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ポイント
気管支喘息は,気道のアレルギー性炎症が本態と考えられており,その結果気道過敏性が成立し,可逆的気道閉塞が起こる.アレルギー性気道炎症はTh2細胞活性化による好酸球性炎症で,それによるロイコトリエンなど炎症性メディエーターが気道閉塞の病態を形成する.したがって,喘息の薬物療法は気道炎症を抑える吸入ステロイドが基本となる.
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