今月の主題 臨床に活かす免疫学
免疫担当細胞のはたらき
NKT細胞
住田 孝之
1
1筑波大学臨床医学系内科
pp.936-939
発行日 2001年6月10日
Published Date 2001/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908158
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
NKT細胞は,自己免疫病を制御する調節性T細胞として機能していると考えられる.
単一のT細胞受容体α鎖(TCRAV 24 AJ 18)を持つリンパ球である.
TCRAV 24+BV 11+DN T細胞としてフローサイトメトリー法で測定できる.
自己免疫病においてNKT細胞の減少がみられる.
NKT細胞減少のメカニズムとして,抗原の不足,NKT細胞の機能異常,抗原提示能力の低下が挙げられる.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.