今月の主題 Hematological malignancy—診断と治療の現状と展望
治療の現状と展望
造血器腫瘍の新しい治療
急性前骨髄球性白血病の分化誘導療法—ATRAと亜砒酸
樋口 敬和
1
1昭和大学藤が丘病院内科血液
pp.281-283
発行日 2001年2月10日
Published Date 2001/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908009
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
急性前骨髄球性白血病に対するall-trans型レチノイン酸(ATRA)による分化誘導療法は,確立された治療法となっている.
ATRA療法の大きな問題点はATRA症候群とATRA耐性の獲得である.
ATRA耐性の克服には亜砒酸が有効である可能性が高く,臨床研究が進行中である.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.