今月の主題 内分泌疾患診療と研究の最前線
副甲状腺・代謝性骨疾患—診断法の進歩
副甲状腺腫瘍の超音波診断
山崎 知子
1
,
貴田岡 正史
1
1公立昭和病院内分泌代謝科
pp.353-357
発行日 1994年2月10日
Published Date 1994/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907914
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ポイント
●超音波断層検査は副甲状腺の画像診断の第一選択である.
●副甲状腺は小さい臓器であるため,高解像度の装置を用いる必要がある.また,過形成による副甲状腺腫大や,異所性副甲状腺の存在が疑われる症例では,超音波断層検査のみならず,CT scan,MRI,シンチグラフィなどを組み合わせることが必要となる場合もある.
●他臓器との鑑別が困難な症例では,超音波ガイド下での吸引細胞診と免疫組織化学染色の組み合わせが有用である.
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