増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の新しい展開
音響組織特性
谷口 信行
1
,
伊東 紘一
1
1自治医科大学臨床検査医学教室
pp.370-373
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907780
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音響組織特性とは,組織の違いによる超音波の振る舞いを検討するもので,これを診断目的で研究するのが組織性状診断である1).組織性状診断は,現在,次のようないくつかの解釈がされている.
①超音波の物理的性質すなわち音速,減衰などを定量的に計測するもの.
②超音波の信号を使って組織の硬さなどを推定するもの.
③超音波像を,ヒストグラム,テクスチャ解析のような手法で半定量的に検討したもの.
④超音波画像の変化が組織のどのような性状を表すか,超音波の性質をもとに考えるもの.
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