増刊号 臨床医のための最新エコー法
エコー法の実践—腹部エコー法
脾疾患
川井 夫規子
1
1済生会宇都宮病院超音波診断科
pp.252-257
発行日 2000年10月30日
Published Date 2000/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907744
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脾における超音波検査の意義は,第一には肝疾患や血液疾患などにおける脾腫の有無およびその程度の把握にあると思われる.脾限局性病変は稀であり,谷口らによれば腹部超音波検査の0.13%の頻度である.しかし,これらの中にはその後の治療が大きく変わる重要な疾患が含まれており,脾病変を呈する各疾患およびその超音波所見について知識を得ておくことは非常に大切である.
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