今月の主題 高血圧の診療—新しい話題
合併症を伴う高血圧—個別治療の実際
小児・若年者高血圧とその治療
川村 祐一郎
1
,
羽根田 俊
1
,
菊池 健次郎
1
1旭川医科大学第1内科
pp.448-450
発行日 2000年3月10日
Published Date 2000/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907396
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●若年者高血圧では二次性高血圧の頻度が高く,加齢に伴い本態性高血圧症の頻度が増える.
●若年本態性高血圧症の特徴として,1)発症,昇圧機序に自律神経系,とりわけ交感神経活性の関与が大きく,食塩感受性は低いこと,2)臓器合併症をいまだ有さない場合が多いこと,が挙げられる.
●小児に対する降圧薬の投与量は成人とは異なり,体重を勘案すべきである.
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