外来診療・ここが聞きたい
若年性高血圧
稲垣 義明
1
,
西崎 統
2
Yoshiaki INAGAKI
1
,
Osamu NISHIZAKI
2
1千葉大学医学部・第3内科
2聖路加国際病院・内科
pp.954-958
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216569
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
症例
患者○川○三,35歳男性,建設会社(現場監督)
現病歴 約7年前にかぜで近医を受診し,そのとき高血圧(170/-)を指摘された.その後,会社の健診時にも高血圧といわれ,定期的に簡易人間ドックを受けているが,高血圧以外は異常はなかった.3年くらい前から,ときどき後頭部が熱くなるような感じや動悸があり降圧剤(フルイトラン1錠,アルドメット2錠)を服用しているが,血圧はほとんど変わりないとのことで来院した.
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.