増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
血液疾患・悪性腫瘍
急速に進行する貧血
久保 西一郎
1
1高知医科大学第3内科
pp.374-376
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907172
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ポイント
●臨床症状の把握,血圧の維持.
●出血の有無の確認,出血量の推定,輸血量の決定.
●全血球計算(complete blood cell count:CBC;赤血球数,ヘモグロビン値,ヘマトクリット値,網赤血球数,血小板数,白血球数とその分類の算定).
●網赤血球の数により骨髄での赤血球産生状況を判断する.
●白血球数,血小板数の異常に注意.
●血清鉄,フェリチン,ビタミンB12,葉酸を測定して,造血材料の過不足を判定する.
●末梢血塗抹標本の観察.骨髄検査.必要により染色体分析.
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