増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
血液疾患・悪性腫瘍
95.急速に進行する貧血
鶴岡 延熹
1
1昭和大学医学部・血液内科
pp.1986-1987
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900512
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ポイント
1)急激な貧血をみた場合は,出血,溶血,薬剤による骨髄抑制などを疑う.
2)出血性貧血では,赤血球濃厚液による輸血を行う.
3)溶血性貧血,薬剤による再生不良性貧血など免疫学的機序を介した貧血は,副腎皮質ホルモンにより治療する.輸血は洗滌赤血球による.
4)輸血によるGVHDの存在に留意する.
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