増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
症状からみた内科エマージェンシー
痙攣
早川 功
1
1川崎市立井田病院
pp.151-153
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907081
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ポイント
●痙攣発作は意識障害を伴っていても,一過性で数分以内に治まることが多いが,発作を頻回に繰り返したり長時間(30分以上)持続する痙攣重積発作の場合は,エマージェンシーとしてすぐに適切な処置を行い痙攣を止める必要がある.
●原因となる疾患を診断し治療することはもちろんであるが,早期に専門家ヘコンサルテーションするべきである.
●原因不明のことも多いので,てんかん発作であれば適量・適切な抗痙攣剤の投与と,患者の日常生活における指導が大切である.
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