増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
内科エマージェンシーと緊急画像診断
腹部単純X線写真
水野 富一
1
1聖路加国際病院放射線科
pp.91-96
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907065
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ポイント
●腹部エマージェンシーでは臥位と立位の腹部単純と立位胸部単純を撮影する.もし立位になれなければ,左側臥位正面像を撮影する.
●イレウスの診断は小腸の拡張(3cm)もってする.
●便秘を伴う腹痛患者で大腸の鏡面像をみたら,入院させるべき患者と判断できる.
●急激な腹痛を主訴とする場合は,何らかの破裂か管腔臓器(血管,胆管,尿管など)の閉塞を考える。腸管の閉塞や炎症での急激な発症は少ない.
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