今月の主題 腎・尿路系の問題とマネジメント
入院患者でよく遭遇する腎・尿路系の問題のマネジメント
急性腎不全への対処法
花房 規男
1
,
浅野 健一郎
1
,
深川 雅史
1
1東京大学医学部腎内分泌内科(第1内科)
pp.1216-1219
発行日 1998年7月10日
Published Date 1998/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906886
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ポイント
●入院患者での急性腎不全は合併症を有する例が多く,予後は比較的不良である.
●急性腎不全では腎前性・腎性・腎後性の鑑別が治療上重要であり,腎後性の鑑別には超音波検査が非常に有用である.
●急性腎不全では,保存的治療は対症療法の域を出ず,慢性腎不全に比べ,血清クレアチニンが比較的低値から血液透析の適応となる.
●不適切な輸液,腎毒性物質による医原性急性腎不全の予防が重要である.
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