新春対談
EBM時代の内科診療
福井 次矢
1
,
上野 文昭
1
1京都大学附属病院総合診療部
pp.189-199
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906657
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上野 本日は「EBM時代の内科診療」というテーマで,福井先生のお話しを伺いたいと考えております.
最近,EBM(Evidence-based Medicine)という言葉がよく用いられるようになってきて,医学雑誌や教科書に,「EBMの〜」というタイトルがついたりしています.しかしその内容をみると,どうもEBMの意味を誤解しているのではないかというような論文が少なくありません.そこで今回は,単なるはやり言葉として用いられているようなEBMを,正しく読者の方に理解していただこうと考えています.さらにEBMがなぜ必要で,これからどう覚え,実行していくかについても,福井先生にお話しいただきたいと思ってます.それではまず,EBMとは何かについて,正しいご解説をお願いいたします.
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