今月の主題 Evidenceに基づいた内科疾患の予防
感染症の予防方法
HIV感染者におけるカリニ肺炎予防
根岸 昌功
1
1東京都立駒込病院感染症科
pp.1942-1943
発行日 1999年12月10日
Published Date 1999/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906585
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●CD4陽性細胞数が200/μl未満では,カリニ肺炎の予防治療を開始する.
HIV感染症の病態は免疫機能の低下にある.したがって,HIV感染者には種々の日和見疾患が合併するし,日和見感染症の再発もみられるのが特徴である.
本稿ではHIV感染者に最も多く見られるカリニ肺炎(病原体はPneumocystis carinii)について述べる.
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