増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第6集
血液生化学検査
糖質および関連物質
抗インスリン抗体
内潟 安子
1
,
岩本 安彦
1
1東京女子医科大学糖尿病センター
pp.353-355
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906378
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異常値の出るメカニズムと臨床的意義
抗インスリン抗体測定は,血液中に存在するインスリンに結合する抗体を検出する検査である.
抗インスリン抗体には2種類ある.通常はインスリン治療患者の血中に存在する,つまり外来性インスリンに対して産生された抗インスリン抗体(insulin antibody:IA)のことをいう.もう1種類のインスリン抗体は抗インスリン自己抗体(insulin autoantibody:IAA)のことである.
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