けんさ—私の経験
プライマリ・ケアにおけるCRP異常高値
長 幹麿
1
1長内科医院
pp.212
発行日 1999年10月30日
Published Date 1999/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906313
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熱性疾患におけるCRPなどの炎症マーカーの異常高値は,重症感染症や悪性腫瘍を含む重症疾患の可能性を示唆する.熱源が明らかで,それに見合う数値であれば当然の状況だが,問診や診察所見からは熱源のはっきりしない発熱の場合,重症度・緊急性・精査の必要性を判断するうえで重要な指標となる.
筆者は内科の無床診療所を開設しているが,2年間に印象に残る3症例を経験した.
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