今月の主題 慢性呼吸不全に必要な基礎知識
診断の組み立て—どのように診断するか,そのプロセス
動脈血液ガス分析,パルスオキシメータ
三藤 久
1
,
小林 弘祐
1
1北里大学医学部内科
pp.925-928
発行日 1999年6月10日
Published Date 1999/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906057
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●慢性呼吸不全の症例では,低酸素血症だけでなく高炭酸ガス血症や酸塩基平衡の異常を伴っていることが多い.このため,慢性呼吸不全の症例を診断・治療管理していくうえで,動脈血液ガス分析は欠かせない検査の一つである.
●パルスオキシメータは,リアルタイムに非侵襲的に連続してSao2を推定できることから用途が拡大しているが,種々の誤差要因があり値の解釈に注意を要する.
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