今月の主題 抗菌薬マネジメント—細菌感染症治療の基礎と実践
内科外来・病棟でよく遭遇する感染症へのアプローチ
不明熱
松村 理司
1
1市立舞鶴市民病院
pp.101-103
発行日 2001年1月10日
Published Date 2001/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907969
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ポイント
不明熱の定義や疾病構成に大きな変化はない.ごく稀な疾患は少なく,比較的ありふれた疾患が非定型的病像を示す場合が多い.
大半の症例が何らかの侵襲的検査を受けているし,画像診断技術も向上し続けてはいるが,病歴と身体診察およびルチン検査の意義は少しも減少していない.
治療はできるだけ控える.まして,不明熱=感染症→(広域)抗菌薬の使用と短絡してはならない.
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