今月の主題 抗菌薬の適切な使い方
抗菌薬を適切に使うために知っておくべきポイント
発熱をきたす疾患の鑑別—抗菌薬を使うべき感染症を判別する
臼井 靖博
1
,
古川 恵一
1
1聖路加国際病院内科感染症科
pp.10-11
発行日 1999年1月10日
Published Date 1999/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905837
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- 文献概要
●抗菌薬を必要とする発熱は細菌感染によるものである.
●細菌感染の有無を判別する最も優れた手段は,詳細な病歴聴取と緻密な身体所見の把握である.
●顆粒球減少症患者の発熱といった敗血症的な全身状態や,急性細菌性髄膜炎による発熱を疑った場合は,躊躇なく経験的治療(empiric therapy)として抗菌薬投与を行う.
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