今月の主題 内分泌疾患の検査
甲状腺ホルモン系
負荷試験
甲状腺ヨード摂取率・T3抑制試験
山本 通子
1
1防衛医科大学校第3内科
pp.2300-2303
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905805
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ポイント
●甲状腺ヨード摂取率(RAIU)は,in vivoでの甲状腺機能を評価できる検査であるが,診断目的での検査適応は限られる.
●RAIU検査(甲状腺シンチグラムを含む)に用いる放射性核種(123I,131Iまたは99mTc)は,被曝線量や半減期を考慮して目的に適したものを選ぶ.
●T3抑制試験は,甲状腺の自律性,TSH非依存性を検出できる検査であるが,その必要性,結果解釈上の注意点,副作用などを十分認識して適応を決める.
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