増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
解熱・鎮痛・向精神薬など
解熱・鎮痛・抗炎症薬(非ステロイド系)
ピリナジン(山之内)=ナパ(アストラ)=ピレチノール(岩城)
高野 愼
1
1東京電力病院内科
pp.515
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905765
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臨床薬理
●作用機序:アセトアミノフェンはアセトアニリドやフェナセチン投与時の主な代謝産物で,それらの解熱鎮痛効果を現す本体と考えられている.視床下部体温調節中枢に作用して,皮膚血管を拡張し,体温の放散を増大して発熱時体温を下降する.また,痛覚閾値の上昇効果による鎮痛作用をもつ.内服によりよく吸収され,30分から1時間で最高血中濃度に達し,発熱時には投与後約3時間で最大効果を発現する.
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