増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
腎疾患治療薬
免疫抑制薬(腎炎・ネフローゼ治療薬)
サンディミュン(サンド)
富野 康日己
1
,
鈴木 重伸
1
1順天堂大学医学部腎臓内科
pp.396
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905671
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臨床薬理
●作用機序:本剤は,主としてT細胞(リンパ球)に,一部B細胞に働き,免疫抑制作用を発現する.特に,ヘルパーT細胞に作用してIL−2の産生・放出を抑制すると考えられている〔抗生剤由来免疫抑制薬〕.
●血中濃度モニタリング:トラフレベル(検査日の朝服薬前)の血中濃度が50〜150ng/mlになるように投与量を調節する.本剤は併用薬により血中濃度が変化しやすいので,注意する.
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