増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
腎疾患治療薬
副腎皮質ステロイド(腎炎・ネフローゼ治療薬)
水溶性プレドニン(塩野義)
槇野 博史
1
,
弘中 一江
1
1岡山大学医学部第3内科
pp.393
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905668
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臨床薬理
●作用機序:通常の経口ステロイド療法では,ステロイドの血中濃度は20μg/dl前後であるが,パルス療法後は5mg/dl前後になる.パルス療法では,経口ステロイド療法に比し血中濃度が250倍に達し,また24時間後にも20μg/dlを保っている.したがって,強力な抗炎症作用と免疫抑制作用を早期に発揮する.
●血中濃度モニタリング:通常は行わない.
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