増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
ステロイド薬
ケナコルト—A(BMS)
馬島 徹
1
1日本大学医学部第1内科
pp.258
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905579
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臨床薬理
●作用機序:糖質代謝作用,抗炎症,抗アレルギー作用が強く,しかも鉱質代謝作用が弱いため,ナトリウム,水分の体内貯留に基づく浮腫などが少ないという特長をもっている.
●血中濃度モニタリング:筋注時の平均血中濃度は,3時間後に最高51.7μg/100mlとなり,以後6日目に15.2μg/100m1まで漸減,7日目から14日目までほぼ一定濃度で,有効血中濃度は14〜21日間持続している.尿中排泄は,第1日目12.5%,その後は極めて少なく7日間で16.5%である.
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