増刊号 Common Drugs 350の投与戦略
呼吸器疾患治療薬
ステロイド薬
リンデロン(塩野義)
馬島 徹
1
1日本大学医学部第1内科
pp.254
発行日 1996年11月30日
Published Date 1996/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905575
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臨床薬理
●作用機序:ステロイド薬としての作用機序はプレドニン®と同じである.合成糖質副腎皮質ステロイド薬で,抗炎症作用,抗アレルギー作用のほか,広範囲の代謝作用や,種々の刺激に対する生体免疫反応の修飾を有する.抗炎症作用はハイドロコーチゾンの約20〜30倍であり,ミネラルコルチコイド作用はほとんどない.
●血中濃度モニタリング:健常成人に1回1.5mgの経口投与でピークは120分後の0.65μg/dlであり,1mg投与時の2倍である.実際には血中濃度のモニタリングは行わない.
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