今月の主題 抗生物質をどう使うか
最近話題の感染症
MRSA保菌者の入院中・入院後の対策と説明をどう行うか
遠藤 和郎
1
1沖縄県立中部病院内科
pp.124-125
発行日 1996年1月10日
Published Date 1996/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904916
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ポイント
●感染経路としては,医療従事者の手を介した接触感染が最も多い.
●MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)の発生状況を把握し対策の有用性を評価するために,まずサーベイランスを行う.
●対策は迅速かつ継続性を必要とし,また経済性を考慮する.
●患者・家族への説明は,各々の病状,社会的背景,精神状態,理解度に合わせて繰り返し丁寧に行う.
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