増刊号 内科医のMRIとのつきあいかた
MRIで何がわかるか
頭部
脳腫瘍—テント下
菅 信一
1
1北里大学医学部放射線科
pp.161-166
発行日 1997年10月30日
Published Date 1997/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904769
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後頭蓋窩の腫瘍性病変の診断において,MRIの占める位置は極めて高い.MRIが臨床応用されはじめたときから,後頭蓋窩の腫瘍はMRIを施行するべき適応の一つであった.現在,後頭蓋窩の腫瘤性病変が積極的に疑われた場合,MRIが行われないことはないという状態となっている.各施設におけるCT,MRIの予約状況にかかわるが,MRIを直ちに行うことができる状況では,MRIが最初の検査となるべきである.
CT同様,造影剤は,腫瘍を検出するために,またその性質を把握するために不可欠である.
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