カラーグラフ 感染症グローバリゼーション・7
消化器系寄生虫性疾患(1)—赤痢アメーバ症
西山 利正
1,2
1奈良県立医科大学寄生虫学教室
2奈良県海外渡航者健康相談事務局
pp.2019-2024
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904747
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消化器系寄生原虫としては,赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica),ランブル鞭毛虫(Giardia intestinalis,従来G. lambliaと呼ばれていた),クリプトスポリジウム(Cryptosporidium Parvum),ブラストシスチス・ホミニス(Blastocystis hominis),大腸バランチジウム(Balanlidim coli),戦争イソスポーラ(lsospora belli),腸トリコモナス(Trichomonas hominis),メニール鞭毛虫(Chilomastix mesnili)などが知られているが,今回これらの原虫のなかでわが国で遭遇する機会が最も多く,病原性についても最も強い原虫である赤痢アメーバについて述べることとする.
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