今月の主題 肺炎と肺臓炎
わかりやすい鑑別診断の立てかたと基本的アプローチ
間質性肺炎を疑う患者の診断へのアプローチ
河崎 伸
1
,
滝沢 始
2
1東京大学医学部附属病院物療内科
2東京大学検査部
pp.1956-1959
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904735
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●臨床症状の経過が急性なのか,亜急性か,慢性か,慢性経過中に急に悪化してきたものなのかに注意して,入院のタイミングを見極めなければならない.
●膿性痰,発熱などに注意して感染の合併に注意しなければならない.
●間質性肺炎の治療反応性は組織所見によって大きな異同がみられるため,できる限り気管支鏡検査を行いBALF,TBLBを施行すべきである.
●慢性間質性肺炎の活動性の指標に,KL-6,SP-Aなどの新しい有用性の高いマーカーが注目されている.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.