今月の主題 肺炎と肺臓炎
知っておくべき肺炎の基本的アプローチ
外来で治療できる肺炎・入院が必要な肺炎—判断のポイント
中浜 力
1
1中浜医院
pp.1892-1893
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904718
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ポイント
●肺炎の絶対的入院適応は,患者の全身状態,基礎疾患,胸部X線像,推定起炎菌から判断する.
●外来治療の効果判定は,投与3日目に必ず行い,無効例はその時点で入院とする.
●軽症肺炎であっても,患者の社会的環境が外来治療に不適であれば入院を考慮する.
●臨床医は各因子を総合的に評価,判断し,患者への適切な説明を行ったうえで入院加療とすることが大切である.
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