今月の主題 外来診療でここまでできる
内分泌・代謝疾患
内分泌的負荷試験
板東 浩
1
1徳島大学医学部第1内科
pp.1791-1794
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904698
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ポイント
●4者負荷試験(TRH,LHRH,GRH,CRHの同時負荷)は簡便であり,下垂体前葉ホルモン分泌の予備能を評価できる.
●最近,診断薬として認可されたCRH製剤は,下垂体・副腎系の分泌予備能も評価でき,糖質コルチコイドで治療中の患者などにも適応できる.
●インスリン低血糖試験は,成長ホルモン分泌不全症(下垂体性小人症)を診断し,視床下部・下垂体機能を評価できる安全な検査である.
●Overnight法のデキサメタゾン負荷試験は,Cushing症候群やpre-Cushing症候群の診断に,外来で行える簡便で有用な検査法である.
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