特集 小児の負荷試験2019
膵内分泌機能検査 グルカゴン負荷試験
曽根田 瞬
1
,
大串 健一郎
1聖マリアンナ医科大学 小児科
キーワード:
C-Peptide
,
Glucagon
,
膵機能検査
,
糖尿病
,
基準値
Keyword:
C-Peptide
,
Glucagon
,
Reference Values
,
Pancreatic Function Tests
,
Diabetes Mellitus
pp.493-495
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2019200980
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<Key Points>(1)グルカゴン負荷試験は膵β細胞からのインスリン分泌能を評価する検査であり、糖尿病の病型診断や治療選択の判断などに用いられる。(2)小児では単一の基準値で評価することは難しいが、負荷後の血中CPR頂値が3ng/mL以下のときインスリン分泌不全があるという目安になる。しかし、この検査のみで病型を確実に鑑別できるとは限らない。(3)副作用として、頭痛、嘔気、嘔吐などが一過性に出現することがある。まれにではあるが、遷延性の低血糖出現に注意する。
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