今月の主題 外来診療でここまでできる
循環器疾患
発作性頻拍
新 博次
1
1日本医科大学第1内科
pp.1737-1739
発行日 1997年9月10日
Published Date 1997/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904682
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ポイント
●発症が予測できない頻拍発作に対し,心電図の電話電送可能なメモリー式小型心電計が実用可能となった.
●頻拍発作停止にIc群抗不整脈薬の効果が示され,外来でその効果をみることができる.
●頻拍発作により心血行動態の破綻をきたすもの,持続性心室頻拍などでは,早期に専門病院を紹介する.
●適切な診療には患者の協力が必要であり,そのためには十分に病態の説明をすることが不可欠である.
●抗不整脈薬の効果が不十分なときは,安易に増量するのではなく,薬剤の変更やβ遮断薬の併用も考慮する.
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