特集 ここまで来た不整脈治療―明日からの診療に役立つ最新のアプローチ
［Chapter 4］ 上室性不整脈・徐脈性不整脈に対するアプローチ
発作性上室頻拍の診断と治療
高麗 謙吾
1
1小倉記念病院 循環器内科
キーワード：
発作性上室頻拍（PSVT）
,
房室結節リエントリー性頻拍（AVNRT）
,
房室回帰性頻拍（AVRT）
,
Wolff-Parkinson-White（WPW）症候群
Keyword:
発作性上室頻拍（PSVT）
,
房室結節リエントリー性頻拍（AVNRT）
,
房室回帰性頻拍（AVRT）
,
Wolff-Parkinson-White（WPW）症候群
pp.935-939
発行日 2023年11月1日
Published Date 2023/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_935
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▪動悸発作は臨床でよく遭遇する．心電図でQRS幅の狭い頻拍は発作性上室頻拍（PSVT）を考える．
▪PSVTの多くは房室結節リエントリー性頻拍（AVNRT）と房室回帰性頻拍（AVRT）である．
▪時に心房粗動や心房頻拍との鑑別を要するが，迷走神経刺激やアデノシン三リン酸（ATP）による治療の反応が診断の一助となる．
▪無症候でもWolff-Parkinson-White（WPW）症候群には突然死リスクがわずかにある．
© Nankodo Co., Ltd., 2023
